たばこ税というのは、狭い意味では「国たばこ税」のことを指し、「たばこ税法に基づき、「製造たばこ」に対して課される税金」のことを言います。 たばこを買った場合に支払わなければならない税金としては、国たばこ税のほかに、たばこ特別税、道府県たばこ税、市町村たばこ税、そして消費税、地方消費税があります。 これらの税率は、時々の法改正により変動することがあります。 2010年10月1日の内訳は、410円のたばこ(20本入り)を買った場合には、「国たばこ税・106.04円(25.9%)、地方たばこ税・122.04円(29.9%)、たばこ特別税・16.4円(4%)」それに加えて「消費税19.52円(4.8%)」となります。 たばこの購入費用のうち、64.5%が税金ということなのです。 たばこ税というのは、日清戦争後に「財政収入を増やす」という目的で税則が定められ、日露戦争の戦費調達といった目的で、税則が改正されていったものです。 しかし現在は「たばこは体に害をなすため、たばこの価格を引き上げることで、喫煙者を減らす」「健康被害を減らすことで、医療費を抑制できる」といった、「健康」に関する面が強調されるようになっています。 |